帝王切開後に頭痛やめまいなどの自律神経の不調が続く理由「傷が治りきっていないかもしれない」

こんにちは、tetote整体院の後藤です。

日々いろいろな方をみていると、帝王切開の後に、様々な不調が起こる人をよくみます。

先日も、めまいや頭痛、体のだるさ、足のしびれとむくみでお困りの方がお越しになりました。話を伺うと、出産後から身体の不調が始まり、帝王切開は2回しているとのことでした。

頭痛、めまい、肩こり、腰痛、足の痺れや痛み、胃腸の不調、疲れが取れにくい、倦怠感など、帝王切開後、しばらくしてから不調が出てくることがよくあります。

その場合、医療機関に行き、検査をしても原因が分からないことが多々あります。ただ、明らかに帝王切開による出産後から身体の調子がおかしくなっている。

なぜ帝王切開の後に、自律神経の不調が起こりやすいのか?

自然分娩の後に、骨盤が歪んで身体の不調が出やすいのは想像しやすいですが、帝王切開による出産後に身体の不調が出てくるのはなぜでしょうか?

理由は2つあります。

1つは、術部の傷の治癒がうまくいかず、瘢痕化してしまうことです。

このように術後のキズが赤くみみずばれのように盛り上がることがあります。

引用:日本創傷外科学会ホームページより

身体に硬くなり、引っ張られる場所ができると、筋膜などの組織は常に引っ張られる状態になり、姿勢の歪みや関節の動きの制限に繋がります。

多くの場合、癒着がある場所は硬くなっていて安定していますが、他の離れた場所である、肩や首、膝など、関節の可動性のある場所に痛みや違和感などの不調が起こることがよくあります。

2つ目の理由は、帝王切開の術部である下腹部あたりには、大切な経絡(気・エネルギーの流れ)の何本も走行している為です。

帝王切開の傷により、本来流れている状態のはずだった経絡の流れが滞り、結果として頭痛やめまい、痛みなどの自律神経の不調が起こりやすくなります。

日本創傷学会によると、術後、瘢痕化した傷はなかなか治りにくく、完全に炎症が引くまで、1年から5年くらいかかることもあるそうです。

先ほどの方は、帝王切開部の癒着を修復することで、分断されていた経絡を繋げてあげることで、筋膜などの組織の緊張が元の状態に戻り、次にお越しになった時には、頭痛やめまいなどのほとんどの自律神経系の不調が改善されたとのことでした。

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